AIを使ってブログを書くのが当たり前になってきた今、「せっかく書いたのに全然読まれない…」と悩んでいませんか?
実はこの悩み、AIライティングの普及とともに、多くの人が感じていることです。
私自身、AIに任せて記事を書いたはいいものの、アクセスがまったく伸びなかった経験があります。
そのときに「何が悪かったのか」を徹底的に見直し、自分なりに改善してきた道のりを、この記事でお伝えできればと思います。
AIで書いた記事が読まれない理由とは
一見しっかりした文章でも、読者の心には届かないことがあります。
その理由を深掘りしてみると、意外と見落としがちな落とし穴がいくつもあるんです。
文章に“体温”がない
最初に気づいたのがここでした。
AIはとても上手に文章を組み立ててくれますが、どこか無機質。
読んでいて「ふ〜ん」で終わってしまう感覚が残ってしまうことが多かったです。
人が書いたブログって、その人の体験とか、感情とか、ちょっとしたユーモアや迷いがにじみ出てますよね。
そこに「リアル」があるから、読者の記憶に残るし、共感されるんだと思います。
私が初めてAIで記事を公開したとき、「何か物足りないね」と言われたのがすごく印象に残っています。
自分では完璧に整った文章に見えてたんですが、読み手にはそうじゃなかった。
そこに「自分の声」がなかったんです。
SEOの形だけを真似している
AIはSEOのルールに従って文章を構成するのが得意です。
ただ、それが逆に「上っ面」になってしまうことも。
キーワードを詰め込むことや、見出し構成をテンプレート通りに並べるだけでは、検索エンジンの評価は得られません。
検索エンジンはどんどん賢くなっていて、「ちゃんと読者の悩みに応えているか」「どれだけ深く掘り下げているか」を見ています。
AIが生成したままの記事って、たしかに整ってはいるけれど、深さがない。
私も初期の頃、SEO対策だけを意識して、検索順位が一向に上がらなかったことがありました。
そのときようやく、「SEOって、読者の役に立つかどうかなんだな」と腑に落ちたんです。
誰に向けて書いているのかが曖昧
AIの文章は、どうしても「誰にでも通じる」ように作られます。
でも、その結果「誰にも刺さらない」文章になってしまうことがあるんですよね。
たとえば「ブログのアクセスが伸びない人向け」と一口に言っても、初心者と中級者では悩みも違うし、対処法も変わってきます。
以前、私が書いた記事も「ターゲットがぼやけてる」と指摘されたことがあります。
読み返してみると、確かに何もかも中途半端だったんです。
読者の顔を思い浮かべて書かないと、結局ただの情報の羅列になってしまうんですよね。
読まれるブログにするために必要なこと
じゃあ、どうすればAIでも“読まれる”ブログが書けるのか?
いくつか試行錯誤してみた中で、特に効果があった方法をお伝えします。
自分の言葉で肉付けする
AIの書いた下書きをそのまま使うのではなく、自分の言葉で話しかけるように書き直すこと。
これは本当に大事でした。
最初は恥ずかしかったんですよ。
「こんな個人的な話、誰が興味あるんだろう?」って思ってましたし。
でも、意外にも感想をもらえるのは、そういう“自分っぽい部分”だったりするんです。
たとえば、「このとき私はかなり落ち込んでたんですけど、3日間かけて1記事を書き直しました」とか、「頭ではわかってたのに、実践すると全然違ってびっくりしました」とか。
そんなエピソードがあるだけで、文章の温度がぐっと変わります。
小さな違和感をそのままにしない
読み返してみて「ん?」と思うところ、ありませんか?
私は何度もありました。特にAIが作った表現で「妙にきれいすぎる」部分。
たとえば、「読者の悩みを解決しましょう」って、たしかに正論なんですけど、ちょっと他人事に聞こえるんです。
そんなときは、「私も同じ悩みを持ってました」と一言添えるだけで、ずっと共感しやすくなるんですよね。
細かいところだけど、こういう違和感って、積もると「読みたくない」に変わっちゃいます。
だからこそ、機械的な表現には敏感になるようにしています。
タイトルと冒頭に命をかける
どんなにいい記事でも、読まれなければ意味がない。
だからこそ、最初のタイトルと冒頭は本気で時間をかけるようになりました。
たとえばこの記事のタイトルも、最初は「AIブログが読まれない本当の理由」だったんです。
でも「読まれない理由は?対処法を解説」とすることで、検索されやすさも、クリックされやすさも上がると感じて変更しました。
冒頭もただ要約するだけじゃなく、実体験を入れて、「あ、自分にも関係ありそう」と思ってもらえるよう意識しています。
ブログを書くときに忘れたくない視点
ここまで書いてきたことは、すべて「読者に伝える」ための工夫なんですが、もうひとつ大事な視点があります。
それは、「自分が書く理由」を忘れないことです。
書くこと自体が目的じゃない
AIを使えば、正直、どんなテーマでもそれっぽく書けてしまいます。
でも、そこに自分の「なぜ書くのか」がなかったら、きっと続かないんですよね。
私がブログを続けられているのは、「誰かの役に立ちたい」という気持ちと、「自分の記録を残したい」という両方があるから。
どちらかだけだったら、たぶん続けられなかったと思います。
書いていて楽しくないときは、「なんでこれ書こうと思ったんだっけ?」と立ち返るようにしています。
完璧じゃなくていい
AIの文章って、どうしても“きれいにまとめよう”としがちなんですが、実際にはちょっと不格好でも心がこもっているほうが伝わります。
私も、途中で話が飛んじゃったり、文の構成に迷ったりすることがありますが、それも含めて「そのときの自分」なんですよね。
だから最近は、あえてちょっとゆらぎのある表現を入れたり、自分の迷いもそのまま書くようにしています。
その方が、読んでいる人にも「自分と同じだ」と感じてもらいやすい気がするんです。
まとめ
AIはとても優秀な相棒です。
でも、任せきりにするのではなく、「共著する」くらいの感覚でいると、ブログの質はぐっと上がります。
私は、AIに文章を下書きしてもらって、それを自分の言葉で“編み直す”ようにしています。
そうすることで、読み手にも自分の想いが伝わるし、なにより書いていて楽しいんです。
もしあなたが「AIで書いたブログが読まれない…」と悩んでいるなら、一度立ち止まって、自分の言葉で語り直してみてください。
ほんの少しの工夫で、驚くほどブログは変わるかもしれません。
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