動画編集に興味はあるけど、何から始めていいのか分からないという方は多いと思います。
私自身も最初は右も左も分からず、とにかく手を動かして覚えていった記憶があります。
今回は、初心者でも安心して始められる動画編集案件の種類や、その選び方について、私の体験も交えて詳しくお話ししていきます。
動画編集初心者が最初に取り組みやすいジャンル
初めての案件は、スキル的にも精神的にも無理がないものを選ぶことが大切です。
私が最初に取り組んだジャンルも、必要なスキルが限られていて、安心して取りかかれたものでした。
動画編集といえば一見難しそうに感じるかもしれませんが、実は基本的なカットやテロップの挿入、BGMをつけるといった操作ができれば、受けられる仕事はたくさんあります。
たとえば、YouTube向けの動画編集では、そうした基礎の作業がほとんどです。
特に初心者に人気のジャンルとしては、解説系や商品レビュー、日常のVlogなどがあります。
これらは比較的編集の自由度が高く、失敗してもやり直しがしやすいため、初めての実践にぴったりです。
YouTube向けの動画編集
私が最初に挑戦したのもYouTubeの動画編集でした。
なかでも、顔出しをせずにナレーションだけで構成されるチャンネルの編集は、音声と映像の整合性さえ取れればOKというスタイルだったので、かなり取り組みやすかったです。
このようなチャンネルの多くは、依頼内容がある程度パターン化されていて、納期も比較的柔軟でした。
動画の尺も5分〜10分程度のものが多く、集中すれば1本2〜3時間ほどで完成するケースもあり、初心者には理想的な環境だと感じました。
SNS用のショート動画
最近特に増えているのが、InstagramやTikTok、YouTubeショートなどの縦型動画の編集です。
短い時間で完結する分、編集内容がシンプルで、テンポの良さが求められます。
最初にやったときは、1本15秒〜30秒ほどの動画でも納品が完了することに驚きました。
このジャンルはスマホでの撮影データが主流なので、素材の質よりも「どう見せるか」の工夫が評価されやすい傾向があります。
初心者でも十分に勝負できる市場だと感じていますし、視聴数の伸びも早いので、やりがいも大きいです。
教育系・講義動画の編集
意外と知られていませんが、教育系の動画編集も初心者におすすめできるジャンルです。
初めて携わった講義動画の案件では、基本的に先生の話す映像にテロップとスライド画像を組み合わせるだけという内容でした。
編集の難易度は低めですが、どこにテロップを入れるか、スライドの表示タイミングはいつがベストか、といった判断が必要なので、「相手に伝えること」を意識した構成力が自然と鍛えられました。
この経験は他ジャンルにも応用できて、とても役立っています。
商品紹介やPR動画
クラウドソーシングなどでよく見かけるのが、商品の使用感や機能を伝える紹介動画の編集です。
企業や個人事業主がSNSやECサイトで活用する目的で、依頼するケースが多い印象です。
私は最初、ガジェット系の商品の紹介動画を編集する機会がありました。
依頼者からは素材やナレーション原稿が支給されることが多く、編集作業に集中できるのが魅力でした。
商品の魅力をわかりやすく伝えるために、構成やBGMの選び方に工夫が求められますが、回数を重ねるうちにどんどん慣れていきました。
案件を選ぶ際に意識すべきこと
動画編集の案件に応募する際、初心者にありがちなミスが「とにかく数をこなせばいい」と考えてしまうことです。
実際、初めの頃はとにかく案件に応募しまくっていた時期がありました。
でも、やみくもに手を出すと、自分のスキルレベルに合わない案件に当たってしまい、結局途中で手が止まってしまうことがあるんですよね。
たとえば、あるとき「簡単な動画編集」と書かれた案件に応募したのですが、実際は3D風のアニメーションやエフェクト処理が必要な内容でした。
ソフトの操作すら分からず、納期にも追われ、結果として納品が遅れ、クライアントからの信頼を失ってしまったんです。
初心者にとってはこれはかなり辛い経験でした。
このような事態を避けるためにも、案件を選ぶときは以下の点を丁寧に確認しておくと安心です。
まず一つ目は「編集ソフトの指定があるかどうか」。
Premiere Pro限定、DaVinci Resolve推奨など、ソフトの指定がある案件は意外と多いです。
自分が使っていないソフトを指定されていると、それだけで効率が落ちてしまいます。
次に、「素材がどこまで揃っているか」。
撮影済みの動画やナレーション、BGMが提供されるのか、自分で探してくる必要があるのかで、作業の大変さが変わってきます。
素材が揃っている案件のほうが、初心者には取り組みやすいと感じました。
そしてもうひとつ、「納期に余裕があるか」。
初心者のうちは、どうしても作業に時間がかかるものです。
急ぎの案件に手を出すと、編集の質も落ちやすく、精神的にも追い詰められてしまいます。
私も「2日以内で仕上げてください」という案件に挑戦し、寝不足になりながら仕上げたものの、出来が悪くて結局修正依頼の連発…ということがありました。
最初のうちは、自分のキャパシティを超えないこと。これが、長く続けていくための秘訣だと思います。
楽しめるジャンルを選ぶことで続けやすくなる
動画編集の魅力は、ただ作業をするだけでなく「自分の表現が活きる」という点にもあると感じています。
ただ、どんなジャンルにも向き不向きがありますし、何より「楽しい」と思えるかどうかで、続けるモチベーションがまったく違います。
最初のうちは「稼げそう」「案件が多い」だけを基準にジャンルを選んでいました。
でも、ビジネス系や解説動画の編集は、どうしても作業が単調になりやすくて、途中でモチベーションが下がってしまったんです。
一方で、自分が普段から興味のあったVlogやライフスタイル系の動画を編集するときは、不思議なくらい楽しくて、時間が経つのも忘れるくらい没頭できました。
好きなジャンルに関わると、自然と「もっと上手くなりたい」という気持ちが芽生えます。
BGMの選び方やテロップのデザイン、カットのテンポなど、細かい部分にもこだわるようになって、結果的に編集のスキルも上がっていきました。
逆に興味が持てないジャンルでは、どんなに収入が高くてもやる気が出ず、効率も落ちてしまいます。
最初のうちは、「このジャンル、ちょっと面白そうかも」と思えるものから入るのがベストです。
結果的にスキルが育ちやすく、長く続けやすくなります。
ジャンルごとの相性診断
動画編集を続けるためには、「自分がどんなジャンルに向いているのか」を知ることも大切です。
これは感覚的なものもありますが、経験してみて「ああ、これは楽しい」と思えたジャンルが、自分の武器になります。
YouTube系のカジュアル編集が向いている人
トーク中心のYouTube動画やVlog、ライフスタイル系の動画が好きなら、YouTube編集は楽しく続けられるジャンルだと思います。
テンポ感のあるカット、テロップでのツッコミ、ちょっとした効果音などを入れていく編集作業は、やっていて飽きないんですよね。
日常系のYouTube動画を編集していた時期は、素材を見て「どうやったら面白くなるかな?」と考えるのが楽しくて、編集に没頭できていました。
ショート動画・SNS動画が得意な人
テンポの速いショート動画やInstagram、TikTok用の動画は、センスやトレンドを読み取る力が求められます。
カットが細かく、効果音やBGM、テキストの動きなどもテンポよく組み込む必要があります。
音楽とのシンクロや、視聴者の「スワイプを止める」ための工夫が必要で、まさに発想勝負の世界だと感じました。
流行りのネタやエフェクトをすぐに取り入れられる柔軟さがある人にはぴったりのジャンルです。
教育系・ビジネス系に向いている人
スライド動画やナレーション付きの教育コンテンツ、ビジネス解説動画などは、正確さと読みやすさが重要になります。
派手さよりも、分かりやすさ・見やすさが求められるジャンルです。
私も一度、研修用のスライド動画を編集したことがありますが、テンポを整えたり、字幕を丁寧に入れたりと、地道な作業が多かったです。
そのぶん、堅実な仕事として続けやすく、長期契約になりやすい傾向があります。
商品紹介・広告系の動画が向いている人
視覚的なインパクトを作るのが得意な人や、「売れる動画」を意識できる人には、広告系やPR動画の編集が合うかもしれません。
商品の魅力を引き出すカット割り、視線誘導、タイポグラフィなどの工夫が必要です。
私がECサイト向けのPR動画を担当したときは、「最初の3秒で視聴者を惹きつけることが大切」というクライアントの言葉がとても印象的でした。
このジャンルは、マーケティングに興味がある人にもおすすめです。
編集ソフトとの相性も重要な要素
動画編集と一口に言っても、使うソフトによって「できること」も「作業スピード」も大きく変わります。
編集を始めたとき、最初は無料で使えるソフトをいくつか試していたのですが、機能の制限が多く、途中で「やっぱり有料ソフトにしよう」と思ったんです。
そのタイミングで乗り換えたのがAdobe Premiere Proでした。
最初は操作にかなり戸惑いましたが、YouTubeやUdemyでチュートリアルを見ながら触っていくうちに、自然とスキルが身についていきました。
Premiere Proの良いところは、案件によって指定されることが多く、プロとして通用するレベルの編集ができる点です。
逆に、FilmoraやCapCutは操作が直感的で初心者にはとても優しいです。
スマホでも編集できるので、ちょっとしたショート動画の案件には十分すぎる性能でした。
自分がどのジャンルで勝負したいのか、それに応じてソフトの選び方も変わってきます。
例えば、アニメーションやモーショングラフィックスに強くなりたいならAfter Effectsに触れておくとよいですし、カラーグレーディングにこだわりたいならDaVinci Resolveもおすすめです。
最初から全部を使いこなす必要はないと思っていて、まずは「これなら自分でも触れそう」と思えるソフトを選び、そこから徐々にステップアップしていくのが現実的だと感じています。
ソフト別の案件傾向を知っておこう
動画編集の案件には、それぞれ好まれやすい編集ソフトというのがあります。
これを知っておくだけで、無駄な応募を避けたり、自分に合った案件を見つけやすくなったりします。
Adobe Premiere Proが求められる案件の特徴
Premiere Proは業界標準と呼ばれているだけあって、プロレベルの編集が求められる案件ではよく指定されます。
たとえば企業のPR動画、YouTubeのビジネス系チャンネル、テレビ番組風の編集が必要な依頼などで見かけることが多いです。
このソフトは、細かいカット、テロップ、音声処理など一つ一つ丁寧に仕上げる必要がある案件と相性が良いです。
操作に慣れるまでは大変かもしれませんが、クライアントの信頼を得やすいですし、高単価の案件にもつながりやすいのが魅力です。
私もPremiere Proを使い始めてから、明らかに依頼される案件のレベルが上がってきたと感じています。
FilmoraやCapCutで対応できる案件の特徴
FilmoraやCapCutは、直感的な操作が特徴で、ショート動画やSNS動画、個人YouTuberの案件でよく使われています。
簡単なテロップ入れやBGM追加などが中心の案件なら、これらのソフトでも十分対応可能です。
最初に使ったのはFilmoraだったんですが、操作が簡単なぶん、動画の構成やセンスに集中できるというメリットがありました。
サクッと短時間で納品できる案件も多く、初心者には本当にありがたい存在です。
ただし、高度な編集を求められる案件だと、機能的に限界を感じる場面もあるため、徐々にPremiere ProやAfter Effectsへのステップアップを意識していくとスムーズです。
DaVinci Resolveで活きる案件とは
DaVinci Resolveは、無料で使えるとは思えないほど高機能なソフトで、特に「カラーグレーディングにこだわる映像」の案件と相性が良いです。
たとえば映像作品系や、MV(ミュージックビデオ)、ドキュメンタリー系などでこのソフトを指定されることがあります。
正直なところ、最初はUIが難しく感じました。
ただ、一度操作を覚えてしまえば表現の幅が一気に広がるので、「映像美」を追求したい人にとっては心強いツールです。
動画編集初心者は実績を積むこと
最初のうちは、実績がないことがネックに感じるかもしれません。
私も「未経験OK」の案件に応募しては断られることが続いた時期がありました。
でも、地道にポートフォリオ用の作品を作り、SNSで発信を始めたことで、少しずつ依頼が来るようになったのを覚えています。
自分の作品を見せられる場所を作ることは、信用につながります。
まずは数本、自分でテーマを決めて動画を作成してみましょう。
自己紹介や趣味、日常の記録など、素材は日常の中にいくらでもあります。
初心者こそ、数をこなして経験を積もう
動画編集は、頭で理解するよりも実際に手を動かして覚えていくほうが圧倒的に成長が早いです。
私も最初の10本くらいまでは、正直クオリティに自信がありませんでしたが、回数を重ねるごとに少しずつコツが掴めてきました。
難しく考えすぎずに、とにかく1本作ってみること。
それを繰り返すことで、自信がつき、できることがどんどん増えていきます。
今では、納期に追われながらも楽しめるようになりました。
まとめ
動画編集初心者が案件を探すときは、スキルだけでなく「興味」や「やりがい」を感じられるジャンルを選ぶことが大切です。
最初は不安でいっぱいでしたが、自分の好きなジャンルから始めたことで、続けることができました。
動画編集は、努力と経験が必ず形になる仕事です。
最初は小さな一歩でも、続けていくことで大きな成果につながります。
自分に合ったジャンルを見つけて、ぜひ一緒にチャレンジしてみましょう。
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