ブログを始めたばかりの頃は「毎日書くぞ!」と意気込んでいたはずなのに、気づけば更新が止まっている。
そんな経験、ありませんか?
わたしも最初は何度も三日坊主を繰り返してきました。
けれど、あるときから続けられるようになったんです。
この記事では、ブログを習慣化するための実践的なコツについて、体験談を交えながらお伝えしていきます。
続けられない理由に心当たりのある方は、ぜひ参考にしてみてください。
ブログが続かないのは「やる気」が原因じゃない
「やる気があれば続く」と思っていた時期もありました。
しかし実際は違ったんです。
気持ちだけで乗り切ろうとすると疲れる
毎日「やらなきゃ」と思いながら書くブログは、どこか義務感がつきまといます。
たとえるなら、宿題を後回しにして夜中にあわてて手をつけるような感覚。
書いても達成感がなくて、続ける気力が削がれてしまうんですよね。
わたしが最初に取り組んだのは「やる気に頼らない仕組み作り」でした。
具体的には、毎朝コーヒーを飲みながらパソコンの前に座る習慣を作ったんです。
その時間になったら、自動的にブログを書く体勢になるようなルーティンを用意しました。
ハードルを下げると継続しやすい
最初から完璧な記事を書こうとする必要はありません。
むしろ「今日は300文字でも書けたらOK」というように、基準をぐっと下げると気が楽になります。
実際、書き始めたらいつの間にか1000文字以上になっていたという日も多かったです。
スタートを軽くすることで、自然と手が動きやすくなりました。
習慣化のカギは「環境」と「行動のトリガー」
習慣を定着させるには、自分の行動を後押ししてくれる“環境”がとても大切だと感じています。
決まった場所と時間を用意する
わたしの場合、カフェでの執筆が合っていました。
家だとつい別のことをしたくなってしまうので、あえて誘惑の少ない場所を選びました。
また、時間帯も重要です。夜は疲れて集中できなかったので、朝の静かな時間に限定することで気持ちも整いました。
習慣は「条件づけ」されることで自然に身についていくんだなと実感しました。
書く前の“儀式”を作る
小さなきっかけを作るだけで、驚くほど行動がスムーズになります。
たとえば、ブログを書く前に「お気に入りの音楽を流す」といった儀式的な動作を取り入れると、その音を聞くだけでスイッチが入るようになります。
最初は半信半疑でしたが、毎日同じ流れで始めるようにしたら不思議と集中力が高まってきたんですよね。
楽しさを見つけると続けたくなる
ブログは「続ける」ことが一番の武器になります。
でも、義務感ばかりでは続きません。
そこで大切なのが、楽しさややりがいを見つけることです。
反応があるとやる気が出る
読者からコメントやメッセージをもらったときのうれしさは格別です。
「誰かに届いてるんだ」と感じられるだけで、書くことの意味が変わってきます。
最初は反応がなくても、自分から他の人のブログにコメントを残すなど交流をしていくと、自然とつながりが生まれます。
それがモチベーションにもなりました。
小さな達成感を味わう
毎日書けたらカレンダーに印をつける、1週間続いたら自分にご褒美をあげる。
そんな小さな工夫でも、達成感が得られるんです。
実はこの「達成感」がクセになるんですよね。
日々の積み重ねが見えると「自分、やってるな」と自信につながります。
目的を再確認する
なぜブログを始めたのか。
何を伝えたかったのか。時々その原点を思い出すことも、習慣を続けるうえで大切です。
わたしの場合は「同じように悩んでいる人にヒントを届けたい」という気持ちが出発点でした。
その気持ちを思い出すと、自然と書きたい気持ちが戻ってくるんです。
ブログを習慣化するってどういうこと?
習慣化とは、特別な努力をしなくても自然に行動できる状態のことを指します。
歯磨きをするように、気づけばパソコンに向かってキーボードを叩いている。
そんな状態になれたら理想的ですよね。
私も最初は、毎回「何を書こう」「今日は疲れたからまた明日」と理由をつけては書かずに寝てしまう日が続いていました。
でも、あるとき「このままじゃ何も変わらない」と思い、まずは“毎日10分だけ書く”ことを目標にしてみました。
すると不思議なもので、10分が20分になり、いつの間にか一記事仕上げている日も増えてきたんです。
これが習慣の力なんだと、心から実感しました。
習慣化するために意識したい考え方
無理なく続けるには、考え方をちょっと変えるだけでも違ってきます。
いくつか私が実際に効果を感じた視点を紹介します。
目標は低く設定しておく
いきなり「毎日3000文字書く」と決めてしまうと、達成できなかったときに一気にモチベーションが下がります。
私も最初は「質の高い記事を毎日書こう」と意気込んでいましたが、結果は三日で挫折でした。
そこで「まずはブログエディタを開くだけでOK」と考えるようにしました。
ハードルが低いと、不思議と自然に行動できるんです。
そしてその“やった感”が次の行動に繋がります。
ブログは完璧じゃなくていい
始めたばかりの頃は、どうしても「読みやすく書かなきゃ」「誤字があったらどうしよう」と気にしてしまいがちです。
でも、完璧を求めて投稿が止まってしまうなら、本末転倒です。
私が投稿を再開できたきっかけは、「多少のミスはあっても伝えたいことが書けたらOK」と割り切ったことでした。
すると気楽になって、記事を書くのが楽しくなりました。
続かない自分を責めない
「また三日坊主か…」と落ち込む気持ち、すごくよくわかります。
でも、そこで自分を責めると余計に書くことが億劫になります。
むしろ、「三日間は続いたんだからすごい」と捉えるほうが建設的です。
私も以前は「今日サボっちゃった…」と自己嫌悪に陥っていましたが、「まあ、明日書けばいいか」と気持ちを切り替えるようにしてから、むしろ翌日はスムーズに再開できるようになりました。
ブログを習慣化する具体的な工夫
考え方だけでなく、行動面での工夫も習慣化には欠かせません。
ここからは、実際に私が取り入れてよかった工夫を紹介します。
書く時間を決めてみる
時間を決めると、自然とその時間になるとブログのことが気になります。
私は毎晩21時を「ブログタイム」と決めました。
最初はスマホをいじっていた時間を、ブログにあてるだけでしたが、次第に「この時間に書かないと気持ち悪い」くらいになっていきました。
テレビやSNSを見る時間を少しだけ削って、その分を自分の時間にする。
たったそれだけでも、大きな変化が生まれました。
テーマを決めて迷わないようにする
毎回「何書こう…」と考えるのは、想像以上にエネルギーを使います。
だから私は、あらかじめ「月曜は子育てのこと」「水曜はおすすめ商品レビュー」など、ざっくりテーマを決めておきました。
これだけで、ブログを書く前のストレスがぐっと減ります。
ネタ探しに悩む時間を短縮できると、その分集中して書くことに力を注げるようになります。
完璧を求めずとにかく投稿してみる
下書きで止まっている記事、ありませんか?
私も以前は「あと少し推敲したら…」と思いながら、放置した記事が山のようにありました。
でもある日、思い切って投稿してみたら、意外にも「読んだよ!」「参考になった」とコメントをもらえて驚きました。
完璧じゃなくても、人に届くことってあるんですよね。
習慣化が続かないときに見直すポイント
うまく続かないときこそ、見直すチャンスです。
自分を責めるのではなく、やり方を見直すことで再スタートを切れます。
頑張りすぎていないか振り返る
張り切って毎日2記事更新しようとした時期がありましたが、正直しんどくて長続きしませんでした。
「これ、今の生活で本当に無理なく続けられるか?」と自問自答することが大事です。ちょっとの無理が
命取りになること、意外と多いんです。
頑張ることは素敵なことですが、習慣化は“ずっと続けられるやり方”があってこそ。
短期的な熱量より、長期的なペース配分を意識した方が結果的に遠くまで進めます。
環境を整えることも大事
意外と盲点になりがちなのが、作業環境です。
机の上が散らかっていたり、イスが合わなかったりすると、それだけでやる気が失われてしまいます。
私はカフェで記事を書いたこともありますが、落ち着かず集中できませんでした。
それよりも、自宅の一角に“ブログ専用スペース”を作ってみたところ、気分の切り替えがしやすくなり、更新のリズムも整いました。
お気に入りのマグカップや照明など、小さな工夫でも「ブログを書く時間=心地いい時間」に変えられるかもしれません。
失敗してもOKと割り切る
何度か「一週間毎日更新するぞ!」と決めたのに、三日目で力尽きたことがあります。
以前はそれでモチベーションがガタ落ちだったのですが、最近は「まあ、三日書けたんだから進歩だ」と思えるようになりました。
どんなに意識しても、調子が悪い日ってあるものです。
そんな日は無理に書かずに、むしろ“休むことも習慣”と受け止めています。
そうやって心に余白を作ることが、結果的に長く続けるカギになっていると感じます。
習慣化ができるようになると得られる変化
続けているうちに、少しずつ自分の中に変化が生まれてきます。
ブログを習慣化したことで、私が感じた前向きな変化について紹介します。
自分に自信がつく
「できなかったことができるようになる」
この体験は、思っている以上に自信につながります。
最初は文字を打つだけで精一杯だったのに、気づけば過去の記事にアクセスが集まったり、コメントがついたり…。
そんな小さな成功体験が、「また明日も書こう」と思わせてくれます。
特に自己肯定感が下がっているときには、ブログを書くことが気持ちを立て直すきっかけになってくれました。
ネタ探しのアンテナが鋭くなる
習慣的にブログを書くようになると、日常の出来事がすべて“ネタ”に見えてきます。
スーパーで見つけた変わったお菓子、子どもの何気ない一言、散歩中に聞こえてきたラジオの話題。
以前ならスルーしていたことが、「これブログに書けそう」と頭の中で変換されていくんです。
そうなると日々の生活も少しだけワクワクしてきます。
物事に対して“書く視点”で見るようになると、同じ日常でも少し違って感じられるのが面白いところです。
小さな積み重ねが大きな成果につながる
ブログは一日で劇的に成果が出るものではありません。
でも、記事が一つ、また一つと積み重なっていくと、自分でも驚くほど大きな財産になっていきます。
私も最初は月に3記事程度でしたが、今では100記事を超えるアーカイブになり、それが読者さんとの信頼関係につながっています。
数字で見える成長ももちろん嬉しいですが、なにより「ここまで積み上げてきた」という感覚が自分自身の励みになっているんです。
まとめ
ブログを習慣にするというのは、ただ記事を書くだけの話ではありません。
自分を信じる力、コツコツ取り組む姿勢、そして何より“言葉にすることで見えてくる自分の考え”に出会えることが、何よりの収穫だと思っています。
私もまだまだ完璧じゃありません。
書けない日もあれば、気が乗らない日もあります。
だけど、それでも続けてこれたのは、完璧じゃなくていいと知ったから。
そして、習慣化には“自分に合ったやり方”があると気づいたからです。
これを読んで「また書いてみようかな」と思ってくれたなら、それだけで嬉しいです。
まずは一文でも、一行でも。
肩の力を抜いて、今日からまた始めてみませんか?
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