副業にAIツールを活用する時代になったとはいえ、「実際どれが使えるの?」と感じている人も多いのではないでしょうか。
自分自身、AI関連の副業が話題になってからあれこれ試してみたものの、正直ピンとこないものもたくさんありました。
ただ、100時間以上いろんなツールを使い倒してみた結果、「これは本当に使える」と思えるものがいくつか見つかったんです。
今回は、自分の体験ベースで「副業として現実的に使えるAIツール」だけを紹介していきます。
AIライターを使ってブログで稼ぐのは意外と地道
最初に取り組んだのは、ChatGPTを使ったブログ運営。
AIライティングは定番のジャンルですが、やってみると奥深さもあるし、工夫次第でしっかり収益が見込める分野だと感じました。
実際に試して感じたリアルな感想
最初の1本目は、構成をChatGPTに出してもらい、その見出しごとに肉付けする形で書いてみました。
結果としては、驚くほどスムーズに進みました。
もちろん、そのまま使える文章ばかりではないので、自分の経験や主観を足しながら調整する必要はあります。
最初の1か月間は健康ジャンルで10本ほどの記事を書いてみて、もしもアフィリエイトとAmazonアソシエイト経由で2万円ほどの成果が出ました。
まだまだこれからですが、全体として「積み重ねればいける」と思えた経験でした。
画像生成AIでアイコンや素材を作る副業が案外いける
次に試したのは、MidjourneyやStable Diffusionを使った画像生成。
実は絵心がまったくないタイプなので、自分には難しいんじゃないかとビビっていたのですが、予想外に簡単でした。
デザイン未経験でも案件につながった理由
SNSのアイコンやYouTubeのサムネイルをMidjourneyで作って、ココナラやSkebに提案するスタイルで進めてみました。
意外と需要があって、月に3件ほど受注するだけでも副収入になります。
価格は1件5000円前後が多く、想定していたよりも手応えがありました。
ポイントになったのは、プロンプトの工夫と提案力。
「どんなイメージで作りたいか」「どの層に刺さりそうか」を意識することで、AIに丸投げせず自分なりの“演出”を足せるようになっていきました。
この感覚が面白くて、作るたびに自分のスキルが磨かれていくような感覚がありました。
YouTube動画生成AIは顔出しなしで始められるのが魅力
Pictory.aiやSynthesiaなどの動画生成AIを使えば、ナレーション付きの動画も作成できます。
これは完全に未知の領域だったのですが、やってみると編集のハードルも低く、予想以上に現実的な選択肢でした。
投稿した動画から得られたデータ
雑学系のショート動画を5本アップしてみたところ、それぞれ数百~数千回の再生がありました。
1本あたりの収益はアドセンスで300〜500円程度。
それほど爆発的ではないですが、地道に本数を重ねれば、月1〜2万円の副収入にはつながりそうです。
なにより、台本をChatGPTで作り、画像をAI生成ツールで作成、動画編集もテンプレートで済ませられる流れがとても効率的。
数年前なら考えられなかったようなプロセスが、今では誰でもできるというのは本当に驚きでした。
本当に副業向きなAIには共通点がある
色々なツールを触ってみた中で感じたのは、「継続性のあるスキルが身につくかどうか」が重要だということです。
AIライティングならSEOや構成の考え方が自然と身につくし、画像生成ならプロンプトの洗練、動画編集ならスクリプトの組み立てや構成力が磨かれます。
一方で、AIを使った自動売買のようなものは、学習コストが非常に高く、継続が難しいと感じました。
自分もFX系の自動化ツールを少し触ってみたのですが、用語の理解やリスク管理の壁が高すぎて断念しました。
向き不向きが分かれる分野ですね。
AI副業を始める前に知っておきたい注意点
AIを使って副業を始める上で、注意したいのは「依存しすぎない」こと。
AIはあくまで補助ツールであって、すべてを任せきりにしてしまうと、伝わる文章や魅力的な表現になりにくくなってしまいます。
また、著作権や規約に関しても、思ったよりデリケートな部分です。
AIが生成した文章や画像が学習元データに依存している可能性があるため、商用利用の可否などを事前にしっかり確認しておくことが大事です。
特に、ココナラやSkebのようなプラットフォームでは、トラブルにならないように丁寧に説明をする姿勢も求められます。
やってみてわかったAI副業の面白さと可能性
いろいろ試してきた中で一番感じたのは、「小さな挑戦を積み重ねる面白さ」でした。
たとえば、初めて生成した画像がフォロワーに褒められたときの喜びとか、思いがけず売れたブログ記事の反応とか。
そういう小さな成功体験が積み上がっていくと、AI副業そのものが楽しくなってきます。
そして、失敗もまた大事な学びになります。
「このジャンルは競合が強すぎた」とか「テーマ設定がズレていた」とか、実際にやってみないとわからないことがたくさんあるんですよね。
そういう経験を通じて、徐々に自分なりのやり方が見えてくる感覚はすごく面白かったです。
まとめ
用途 | ツール名 | 特徴・できること | 副業としての活用例 |
ライティング | ChatGPT / Claude | 構成作成、記事執筆、キャッチコピー生成が得意 | ブログ運営、記事代行、SEOライター |
画像生成 | Midjourney / Leonardo AI | プロンプトから高精細なイラストやデザイン画像を生成 | SNSアイコン作成、LINEスタンプ販売など |
動画生成 | Pictory / Synthesia | 顔出し・声出し不要で自動動画作成、ナレーション付きも可能 | YouTube動画、企業向けプレゼン動画制作 |
サムネ・バナー | Canva / Adobe Firefly | AIがレイアウト補助、テンプレ活用で初心者でも制作可 | SNSサムネ制作、ココナラやランサーズ出品 |
音声生成 | ElevenLabs / Voicemaker | 好きな声色で読み上げ可能、ナレーションにも対応 | YouTube音声、広告動画、ボイスコンテンツ制作 |
翻訳・要約 | DeepL / GPT-4 | 自然な翻訳・要約ができる | 翻訳案件、海外情報をまとめた発信活動など |
スライド生成 | Tome / Gamma | 資料やプレゼンをテンプレで自動生成 | 提案資料作成代行、講座資料など |
コーディング | GitHub Copilot / GPT-4 | コード補完・バグ修正・簡易アプリ制作 | ノーコードツール+AIでWebアプリ開発 |
ノーコード開発 | Glide / Bubble + AI | ドラッグ&ドロップでアプリ制作、AI連携で機能拡張可能 | 社内ツール開発、顧客管理システム受注など |
結局のところ、AIを活用した副業が合うかどうかは、自分でやってみないとわからない部分が大きいです。
ただ、今のツールは無料でも試せるものが多く、初期コストがほとんどかからないので、とりあえず動いてみる価値は十分にあります。
自分に合ったツールを見つけて、楽しみながら取り組める形にしていく。
それが長く続けられるコツだと思っています。
AIの力を借りることで、副業に対するハードルがぐっと下がっている今、ちょっとした一歩が思わぬチャンスにつながることもあるかもしれません。
もし「副業に挑戦してみたいけど何から始めたらいいかわからない」と感じているなら、まずはAIライティングや画像生成あたりから気軽に始めてみるのがおすすめです。
気づいたときには、自分でも驚くようなスキルが身についているかもしれませんよ。
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