「noteやココナラで情報商材を売ってみたい」と思っている人はけっこう多いと思います。
でも、実際に手を動かそうとすると、構成が浮かばなかったり、販売ページを作るところでつまずいたりして、止まってしまうケースも少なくないのではないでしょうか。
かつての自分も、まさにそうでした。
私自身、数年前までは情報商材なんて縁のない世界に感じていたんですが、AIとNotionを組み合わせて使うようになってから、流れが変わりました。
気づけば、ちょっとした講座コンテンツが売れるようになっていたんです。
今回は、「情報商材って怪しいよね…」と感じている人にも届くように、身近なツールであるNotionやCanva、そしてChatGPTなどのAIを使って、無理なく「売れるミニ講座」を作っていく手順を、体験ベースでお話しします。
AIで構成を作れば、書くのが苦手でも講座は作れる

最初にぶつかる壁が「何をどう書いたらいいかわからない」ってこと。
私も最初の情報商材を作ろうと思ったとき、Googleドキュメントを開いたまま、30分以上手が止まっていました。
でも、ChatGPTを導入してから流れが変わったんです。
たとえば、「30代主婦が月3万円を稼ぐ方法」というテーマを投げかけて、ペルソナや想定読者の悩みを聞き出していく。
さらに、章立ての構成や講座のゴールまで、会話しながらどんどん深掘りできる。
これがめちゃくちゃ助かりました。
ChatGPTに「初心者にも伝わる言葉で説明して」と伝えると、すごく優しいトーンで書き直してくれるのもありがたいポイントです。
途中で詰まっても、「この部分、例え話で説明して」とか「主婦が共感しやすいエピソードを追加して」と頼むだけで、ちゃんと形になっていく。
もちろん、丸投げでは売れる教材にならないんですけど、自分一人でゼロから組み立てるより圧倒的にスピーディーです。
構成作りの段階でAIを使うだけでも、かなりの時短になります。
Notionテンプレートを活用すれば、体裁が整って見栄えも良くなる
構成ができたら、次は「教材としてまとめる作業」に入ります。
ここで活躍するのがNotionです。
正直、昔はNotionを「難しそうなアプリだな」と思って敬遠していたんですが、使ってみたら想像以上にシンプルで、むしろ初心者向きでした。
私がやっている方法は、AIで作った構成をそのままNotionのページに貼って、章ごとにセクションを分けるだけ。
さらに、アイコンやカバー画像も設定して、目次を加えると「教材感」がグッと出てきます。
ここで意識しているのが、「誰かに配布しても読みやすいか?」という視点です。
見た目が整っているだけで、読まれる確率は明らかに上がります。
講座を販売するうえで、視覚的な安心感って実はすごく大きいんですよね。
最近は、「Notionテンプレ付き教材です」と書くだけで、売れ行きが伸びることもあります。
購入者が「そのまま使える」というイメージを持てるからです。テンプレートの価値を甘く見ないほうがいいと、実感しました。
自分用に作った講座用テンプレートを、無料配布する形でSNSに投稿してみたら、それがきっかけでnote経由の問い合わせが増えたこともあります。
思わぬところで信用が生まれるというのも、デジタル教材の面白さだと思います。
Canvaとプラットフォーム活用で、売れる仕組みを組み立てる



教材ができたとしても、それを届ける導線がなければ、当然売れません。
私が実際にやって効果を感じたのは、Canvaで販売ページ(LP)を作ることでした。
Canvaって、デザインセンスがなくても、それっぽいページがサクッと作れるんですよ。
たとえば、タイトル・講座の魅力・対象者・価格・購入ボタンの順に情報を並べるだけで、それなりに見える。
テンプレートも豊富なので、初心者でも迷いません。
ここで重要なのが、「共感される導入文」と「信用されるプロフィール」です。
誰のために、何のために作った教材なのか。
そして、自分がどんな背景を持っていて、どういう想いで販売しているのか。この部分を丁寧に書くことで、売れる確率が上がります。
私自身、最初に作った販売ページでは、この部分を軽く済ませてしまって、まったく反応がなかったんですよ。
でも、自己紹介を手書きっぽくして、写真も自然なものに変えてから、急に反応が変わった。
ちゃんと人間味を出すことって、案外大事なんだと痛感しました。
販売の方法
販売する場所については、いくつかの選択肢があります。
note、ココナラ、ストアカ、Base…。
いろいろ試してみましたが、最初はnoteかココナラが入りやすいと思います。
noteは「検索で見つかりやすい」のがメリットです。
SEOが効いてくるので、長期的に売れる可能性もある。
一方で、ココナラは「最初から買う気のある人が多い」ので、反応が早いです。
私はココナラで売れた講座がきっかけで、note経由で別商品が売れたこともあります。
最初から完璧を目指さなくても、まずは「一つ出してみる」ことが本当に大事だと感じています。
販売実績がゼロだとしても、正直あまり関係ありません。買ってくれる人は、内容と熱量を見てくれます。
Notionとは?アイデアを形にできる“デジタルノート”
Notionをひとことで説明すると、「文章・表・タスク管理・リンク集・テンプレート」など、何でも自由に詰め込めるオールインワンのデジタルノートです。
パソコンでもスマホでも使えるし、無料プランでもかなりの機能が使えるので、個人で教材を作るには十分すぎるほど便利です。
たとえば、「講座の章立て」「配布テンプレート」「学習者への補足メモ」などを、すべて1ページにまとめることができます。
しかも見た目はスッキリしていて、読みにくさがないのがいいところ。
リンクを送るだけでそのまま教材として配布できるのも助かります。
ぼく自身、最初はWordで教材をまとめようとしていたんですが、どうしてもゴチャゴチャしてしまって、途中で投げ出したくなったんですよね。
Notionに切り替えてからは、構成が頭の中で整理されやすくなって、作業のスピードも上がりました。
書いて→整理して→配る、という流れを1つのツールで完結できるのは、Notionならではの強みです。
はじめてでも使いやすいNotionテンプレートの実例
ぼくが最初に作った情報商材用テンプレートは、ものすごくシンプルなものでした。
今もベースはほとんど変わっていません。
実際の構成はこんな感じでした:
【講座タイトル】
【この講座で学べること】
【想定している受講者】
【STEP1:基本編】
【STEP2:実践編】
【STEP3:応用編】
【よくある質問】
【まとめと次のステップ】
この順番でNotionのページを作って、各セクションの下にテキストを埋めていくだけです。
もちろん途中で動画リンクや図解を入れてもOKですし、外部リンクを貼って補足説明もできます。
たとえば、「STEP1」では「ChatGPTの使い方」「構成の作り方」「具体的な入力例」などを細かく書いていきました。
文字ばかりだと疲れてしまうので、ところどころに見出しや余白をつけるように意識しています。
あと、意外と効果があったのが「自己紹介セクション」。
顔出しはしていなくても、「こういう理由でこの講座を作ったんです」と、熱量を伝えるだけで、信頼感が増すように感じました。
テンプレを配るときは、Notionの「複製OK」の設定にしてリンクを共有すれば、購入者がそのままコピーして使えるようになります。
講座の内容に加えて「自分でも講座が作れるテンプレート付きです」と紹介すれば、かなり訴求力がアップします。
このテンプレートを出したとき、ぼくは正直「こんなざっくりした内容で売れるのか?」と疑っていたんですが、想像以上に反応がありました。
特に主婦層や副業初心者の方から、「これなら自分でもできそうです!」というメッセージをもらったときは、嬉しかったですね。
Canvaとは?デザインが苦手でも“プロっぽく見せられる”ツール
Canvaは、「デザインができない人でも使える」オンラインのグラフィックツールです。
ブラウザやアプリで使えて、テンプレートも大量に用意されているので、直感的に操作できるのが魅力です。
たとえば、販売ページのヘッダー画像を作ったり、講座用のPDF表紙を作ったり、SNSで宣伝する投稿を作ったり…といった作業も、Canvaを使えば驚くほどサクサク進みます。
ぼくが特に気に入っているのは、テンプレートを選んで文字と色を変えるだけで、それっぽいLP(ランディングページ)が完成するところ。
昔はPhotoshopをいじって四苦八苦していたのが嘘みたいに、今では10分もあればそれなりのページが作れてしまいます。
しかも、Canvaは画像だけじゃなく動画やGIFにも対応しているので、「講座の導入動画」や「操作解説」も気軽に作れるのが強いです。
Canvaで作った図解を、そのままNotionのページに貼りつけることもよくあります。
テキストだけでは伝わらない空気感や信頼感も、Canvaのデザインで補えると感じています。
講座の中身が同じでも、見せ方ひとつで売れ行きが変わるというのを、肌で実感しました。
Canvaで作る講座LPのひな形と見せ方のコツ
Canvaを使ううえで意識しているのは、「とにかくわかりやすく」「怪しく見えない」「読みたくなるデザイン」です。
情報商材って、ちょっとでも胡散臭く見えると即離脱されるので、むしろ控えめなくらいのシンプルさがちょうどいいんです。
ぼくが実際に使っているLPのひな形は、こんな流れで構成しています:
【講座タイトル(キャッチコピー)】
【こんな人におすすめです】
【この講座で得られること】
【内容紹介(ステップ形式)】
【受講者の声や制作の背景】
【価格と購入方法】
【自己紹介】
【よくある質問】
たとえば、タイトル部分には「主婦が月3万円を稼ぐ Notion講座」など、誰向けか一目で伝わる言葉を使うようにしています。
次の「こんな人におすすめ」では、「初心者でも大丈夫」「特別なスキル不要」といった、安心材料を入れるようにしていました。
Canvaのテンプレートでよく使っていたのは「セールスページ」や「ワークショップ用LP」などのカテゴリ。
文字サイズや色も、黒・白・ベージュなど落ち着いたトーンでまとめるようにしています。
あと、地味に大事だと感じたのが「顔写真」。
自分の写真に抵抗がある人は、イラスト風やアイコンでもいいですが、なるべく“実在感”が伝わるものを使ったほうが信頼につながります。
日常っぽい自然な写真を使っただけで、CV(コンバージョン)が上がりました。
Canvaでは、完成したLPをPDFやPNGで出力して、そのままnoteに貼り付けたり、画像としてSNSで告知に使ったりしています。
LPのリンク先をココナラやSTORESの販売ページにしておけば、導線もスムーズです。
まとめ
今回ご紹介した「AI×Notion×Canva×プラットフォーム」の流れは、一度形にしてしまえば、繰り返し活用できます。
たとえば、1本の講座を元に、スライド教材に変えたり、音声コンテンツに展開したり、別テーマの派生講座を作ったりと、応用もききます。
私自身、最初は売れる気がしなくて、なかなか踏み出せなかったんですが、AIに背中を押してもらいながら進めていくうちに、気づいたら「自分にもできた」と思えるようになっていました。
今では、その体験をベースに、人に教える立場になることもあります。
もし今、noteやココナラで売れる情報商材を作りたいと思っているなら、ぜひ今回紹介した流れを参考にしてみてください。
やることは地味ですが、積み上げると確実に成果につながります。
必要なのは、特別なスキルではありません。「やってみる」という一歩だけです。
ご希望があれば、構成のテンプレートや、私が実際に使っているCanvaのLPデザイン例なども共有できますので、お気軽にコメントください。
このあたりの話は、今後もう少し深掘りして記事にしていこうと思っています。
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