副業を始めたいけれど、何から手をつけたらいいのか分からない。
そんなモヤモヤを抱えている人は多いかもしれません。
かつての自分もそうでした。
でも今は、AIとノーコードという強力なツールを使って、肩ひじ張らずに“ちいさなビジネス”を始める人が増えています。
特別なスキルがなくても、自分のペースで何かを形にできる時代。
この記事では、実際にAIとノーコードを使って副業を始めた体験をもとに、どんな可能性があるのかを紹介していきます。
ノーコードとは?
なんとなく聞いたことはあるけど、実際に触ったことはない――そんな人も多いと思います。
自分も最初はそうでした。
ノーコードってつまり、名前の通り「コードを書かずに何かを作れる」仕組みのことです。
もっとざっくり言えば、「専門スキルがなくても、ツールを組み合わせてサービスやコンテンツが作れる」って感じですね。
難しいことは抜きにして「動けばOK」
たとえば、ホームページを作るとなったら、ふつうはHTMLとかCSSとか、いろんなプログラミング言語が必要になります。
でも、ノーコードツールを使えば、画像を配置して、テキストを入力して、色を決めて……みたいな操作だけで完成する。
コードの知識はゼロでも問題ありません。
STUDIOとかペライチとか、操作画面がめちゃくちゃわかりやすいんですよね。
パワポの延長線みたいな感覚で、気づいたらページができてる。
そのくらいのテンションで使えるのが、ノーコードの魅力だと思います。
アイデアを形にするための“近道”
自分がノーコードにハマった理由は、「思いついたことがすぐ形になる」からでした。
ふつう、何か作ろうと思っても、それを実装するには調べ物が多すぎて挫折しがちなんですよ。
でもノーコードなら、思いつきをその日のうちに形にできる。
これは想像以上に楽しいし、気持ちいいです。
たとえば、テンプレートを作って販売するにしても、Notionで構成して、説明をChatGPTに作ってもらって、STUDIOで紹介ページをサクッと作る。
全部ノーコード。
技術に悩む時間が減るぶん、アイデアに集中できるようになります。
ノーコードは“入口”であって、“限界”じゃない
たまに「ノーコードって結局なんにもできないんでしょ?」みたいな声もあるけど、自分はそうは思いません。
むしろ、最初のハードルをめちゃくちゃ下げてくれる入り口なんですよね。
そこで試して、うまくいって、もっとやりたくなったらローコードとかプログラミングに進めばいい。
逆に、ずっとノーコードのままでも十分に収益を生んでいる人だってたくさんいます。
自分も今のところコードは書けないけど、「できる範囲で作って、誰かの役に立ってる」実感がある。
だからこそ、ノーコードは「最初の一歩を踏み出すためのツール」として、めちゃくちゃ価値があると思ってます。
AIとノーコードで副業
ちょっと前までは、副業って聞くとスキルの壁が高そうなイメージがありました。
プログラミングを覚えるとか、デザインを完璧にこなすとか、正直ハードルが高いなと感じていたんです。
でも、ノーコードツールが広まりはじめてから空気が変わりました。
ウェブサイトがコードなしで作れる、アプリもボタン操作で完成する。
しかも最近はChatGPTやAI画像生成ツールみたいに、文章やビジュアルを一瞬で作ってくれるものまで使えるようになって、いよいよ「これならできるかも」と思える環境が整ってきたんです。
ノーコードがもたらす「自分にもできそう感」
これは本当に大きな変化でした。たとえば昔ならWordPressでブログを始めようとすると、テーマの編集やSEO設定など、細かいところに手間がかかって、途中で嫌になることもありました。
でも今は、STUDIOとかペライチみたいなツールを使えば、直感的な操作だけでページが完成します。
しかも、AIツールと組み合わせれば作業が爆速になるのもありがたいです。
アイデアをふわっと出して、それをChatGPTに投げて文章にしてもらう。
その文章を元にCanvaでサムネイルを作って、あとはアップロードするだけ。
自分の頭の中にあるイメージを“見える化”するまでが、とても短くなった実感があります。
使いこなすのではなく、組み合わせるという発想
たとえばNotionだけを極めようとすると挫折しそうになりますが、そこまで突き詰めなくてもいいんです。
Notionでテンプレートを作って、説明はChatGPTに任せる。
デザインはCanva、公開はGitHub Pagesみたいに、いろんなツールをつなぐだけでも立派なプロジェクトになります。
自分も「全部完璧に扱えないと無理」と思い込んでいた時期がありました。
でも、ツールを“全部理解する”必要はなかったんですよね。
必要なところだけつまんで使う。
それでちゃんと形になると知ったとき、肩の力が抜けました。
小さく始めるからこそ続けられる
いきなり大きな収益を狙うとプレッシャーになります。
でも、たとえばNotionでテンプレートを作ってみたり、STUDIOでシンプルな紹介サイトを作ったり、そういう“ちいさなビジネス”なら気軽に始められます。
自分はまず「これは自分用に作ってみよう」という感覚で始めました。
AIで文章を作って、Canvaでバナーを作って、それをまとめたページを作る。
作業時間は2〜3時間だったと思います。
初めて誰かに「これ、便利だね」と言ってもらえたとき、思ったより嬉しかったのを今でも覚えています。
成果がなくても、試行錯誤の時間が面白い
最初は売れないことのほうが多いです。
でも、なぜ売れなかったのかを考えて、タイトルを変えたり、説明文を調整してみたり、そういう作業そのものが面白くなってきます。
「反応がない=失敗」と捉えるとしんどいけれど、「反応がない=データ」と思うと、いろんな試行錯誤ができる自由が生まれます。
特にAIを使うと修正がすぐできるので、PDCAをぐるぐる回すのが楽になりました。
生活と並行してできるのがいちばんの魅力
本業がある人にとって、まとまった時間が取れないのは大きな悩みだと思います。
でも、ノーコードとAIを組み合わせれば、1日30分でも形になる。
すき間時間に思いつきをメモしておいて、夜にサクッと作る。
そんなリズムができてくると、無理なく続けられます。
自分の場合は、スマホのメモアプリにアイデアを残しておいて、空いた時間にChatGPTに投げるようにしてます。
これがけっこう便利で、時間がないときこそ頼りになります。
AI×ノーコード副業の例
頭の中で考えてるだけじゃ何も始まらないので、思い切って試してみました。
正直「うまくいくかどうか」はわからないまま手を動かした感じです。
でも、やってみると案外リアルな反応が返ってきて、ちょっとずつ「これは面白いかも」という感覚が芽生えてきたんですよね。
ChatGPTで作る業務改善マニュアル
これは身近な悩みからヒントを得たもので、職場で「マニュアルがバラバラで見づらい」という話が出たときに思いつきました。
自分が使っていた作業手順をChatGPTに説明して、「もっと効率よく伝えるにはどうすればいい?」と投げかけてみたんです。
すると、びっくりするくらい整理された文章が返ってきました。
それを自分なりに読みやすく調整して、Notionにまとめて、簡単な目次やリンクを追加。
たったそれだけなのに、同僚から「これ助かるわ」と言ってもらえました。
その反応が嬉しくて、「これって職場じゃなくても通用するんじゃないか」と思って公開してみたら、意外と閲覧数が伸びていたんです。
地味に見えるけど、誰かの“困った”を代弁して形にするだけで、それが価値になるという体験でした。
AIでスクリプト、音声配信はノーコードで完結
もうひとつ試してみたのが音声コンテンツ。
話すのは得意じゃないけど、「自分の声で何か伝えてみたい」という気持ちがあって、ChatGPTにスクリプトをお願いしてみました。
テーマは「ノーコード副業の始め方」。
自分が経験したことを元に、トークの構成や導入の言い回しまで全部ChatGPTに考えてもらいました。
その原稿を少しだけ自分の言葉に直して、スマホで録音。
音声編集にはDescriptというツールを使いました。
画面上でテキスト編集するような感覚で、音の間を整えたり、無音をカットしたり。
これも完全にノーコード。
公開はstand.fmにアップして完了です。
反応は小さいものでしたが、はじめて“自分の声で誰かに何かを伝える”という体験ができたこと、それ自体が大きな収穫でした。
難しそうに見える音声配信も、AIとノーコードを使えばハードルは思ってたよりずっと低いです。
情報を「きちんと整理する」だけで価値になる
副業っていうと、キラキラした成功例が目立ちがちですが、実際には地味な作業の積み重ねなんだと思います。
ただ、その地味な情報やノウハウも、誰かの困りごとと噛み合えばちゃんと意味を持つ。
たとえば「仕事の手順をわかりやすくまとめただけ」のページが、誰かにとってはすごく助かるかもしれないんです。
自分がやってみたことで実感したのは、特別な発想じゃなくても、日常の中で「ちょっと工夫したこと」や「自分なりの解釈」をまとめるだけで、副業の入り口には十分だということです。
しかもAIが手伝ってくれるなら、その作業は思ったよりずっとラクに進められる。
AIとノーコードで副業を続けるために必要だった3つの感覚
ツールや仕組みが整っていても、実際に動き続けるって簡単じゃないですよね。
ノーコードもAIもたしかに便利だけど、「便利」ってだけでは、思っていたより長く続かなかったりします。
だからこそ、自分なりに心がけていた感覚がいくつかあります。
これがあったから、挫折せずにやってこれたのかもしれません。
小さく出すことで、気持ちがラクになった
副業って聞くと、「ちゃんと商品にしなきゃ」とか「形にしないと意味がない」って思いがちですよね。
でも、実際には“出してみないとわからない”ことがほとんどでした。
自分の場合、まず「誰かの役に立つかはわからないけど、自分が便利だと思ったからまとめた」っていうレベルで、Notionテンプレートを公開してみたんです。
売ることは考えていなくて、ただの公開でした。
でも、意外とアクセスがあって、軽くコメントももらえて。
「あ、これでいいんだ」って思えた瞬間でした。
完璧に仕上げようとすると、動けなくなるんですよね。
むしろ、荒削りなまま出したほうが「ここ、直したらもっと良くなるかも」と言ってもらえることがある。
だから、まずは小さく出してみる。それが最初の一歩でした。
自分が欲しいと思えるものを作る
「誰かのために作る」のは大事なんですが、それが先行しすぎると、途中で苦しくなってくるんですよね。
たとえば「こうすれば売れるらしい」とか「このジャンルが今は人気だ」とか、そういう情報に振り回されてしまうと、自分の感覚がどんどん鈍っていくような感覚がありました。
そこで軌道修正して、「まず自分が欲しいと思えるものを作る」っていう方向に変えたんです。
自分がよく使うテンプレート、自分が知りたかった情報、自分が困っていたこと。
その視点で作ったものは、たとえ売れなくても納得できるんですよね。
しかも不思議と、そういう“自分用”のもののほうが反応が良かったりするんです。
同じように感じている人が、きっと世の中にはいるんだと思います。
だから、自分の「これ欲しいな」という気持ちを信じてみるのは、意外と大事なんじゃないかと感じました。
楽しむ余白を残しておく
ガチガチに成果を狙ってしまうと、いつの間にか「やらなきゃいけないこと」になってしまいます。
そうなると、急に息苦しくなるんですよね。
副業って、元々は“自由なこと”のはずなのに、気がつけば本業以上にプレッシャーを感じていたりする。
そういう時期、自分にもありました。
だから、楽しむ余白を残しておくことにしました。
やりたいことが複数あるなら、迷わず両方やってみる。
気分が乗らない日は、まったく作業しないで散歩に出かける。
それくらいラフな感覚で向き合ったほうが、逆にアイデアが湧いたりするんですよね。
あと、趣味との境界を曖昧にするのもよかったです。
「これって仕事?それとも遊び?」っていう感覚のまま進めることで、気楽さをキープできたと思います。
AIにお願いして遊び感覚で画像を生成して、それをふとしたきっかけで商品にしたこともありました。
狙ってなかったからこそ、楽しく続けられた気がします。
まとめ
まだまだ新しい分野だし、正直何が正解か分からないところも多いです。
でも、「自分にもできそう」「やってみたら面白かった」という感覚こそが、最初の一歩なんじゃないかと感じています。
昔だったらアイデアを形にするのにお金も時間もかかったけど、今は違います。
無料で始められるツールがいくつもあって、手を動かせばすぐに試せる。
その意味では、AIとノーコードって副業初心者にとっては最高の味方だと思います。
もし今、何をやればいいか分からなくて止まっているなら、ChatGPTで思いつきを言葉にしてみるところからでもいいと思います。
そこからちょっとずつ動かしていけば、自分だけの“ちいさなビジネス”が見えてくるはずです。
焦らず、比べず、自分の感覚を信じて。
副業って、案外そんなスタートでもいいんじゃないでしょうか。
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