子育てをしながらブログを始めたいと考えている方にとって、最初にぶつかるのが「雑記ブログ」と「特化ブログ」、どちらを選ぶべきかという悩みかもしれません。
実はこの違い、ちょっと奥が深いんです。
雑記ブログとは?気軽に始められる自由な発信スタイル
雑記ブログというのは、テーマを絞らず、日々の出来事や考えたこと、趣味、子育てのことなど、なんでも自由に書けるスタイルです。
僕がブログ指導をしている中でも、最初に選ぶ方が多いのがこの雑記ブログです。
理由としては、とにかく気軽に始められるから。
今日思ったことをすぐに記事にできるし、ネタに困りづらいのも大きなメリットです。
子どもが寝てる間にさっとスマホで書くなんてこともできるので、子育て中の忙しい時期にはぴったりなんですよね。
ただ、自由度が高い反面、アクセスが安定しにくいという側面もあります。
読者からすると「このブログ、何について書いてるの?」と分かりにくくなりがちで、リピーターがつきにくいという悩みも耳にします。
雑記ブログから得られる気づき
実際、僕がサポートした主婦の中には、日記的な雑記ブログを半年続けて「結局誰にも読まれてない気がする」と落ち込んでいた方もいました。
でも、その方が自分の得意なレシピ記事に絞った途端、PVが一気に伸びたんです。
そこから「発信の軸を決めることの大事さ」に気づいて、今では料理特化のブログで月に5万PVを超えるようになっています。
特化ブログとは?専門性が光る強みと課題
一方で、特化ブログというのはテーマを1つに絞って、深掘りしていくスタイルです。
たとえば離乳食だけ、子育てグッズのレビューだけ、保育園の情報だけ、みたいに方向性を決めて発信していきます。
この方法のいいところは、検索エンジンに強いということ。
専門性が高いほどGoogleに評価されやすいし、読者も「このブログは○○の情報に詳しい」と思ってくれるので、信頼されやすくなります。
特化のテーマ選びに悩んだときは
ただし、最初からテーマを絞るのはなかなか難しいこともあります。
そもそも自分が何に特化できるのか分からない、そんな声も多く聞きます。
僕も実際、テーマを決めるまで3か月ぐらい迷いました。
さらに、ネタ切れしやすいというデメリットもあります。
書く内容が限られている分、継続するモチベーションが下がることも。
完璧を目指すあまり、一記事も書けずに時間だけが過ぎる……なんてケースもあるんです。
子育て中に始めるならどっちが向いているのか?
じゃあ、実際どっちが向いてるの?って話ですが、正直なところ「人による」というのが本音です。
ただ、子育て中という前提で考えるなら、まずは雑記ブログで感覚をつかむのがいいかもしれません。
というのも、育児の中で「今日、これについて書きたい」と思ったことをすぐにアウトプットできるのが雑記の強み。
更新のハードルが低い分、まずはブログに慣れるという意味でも最初の一歩としてはおすすめなんです。
雑記から特化への自然なステップ
そして、その中から「この記事、意外と読まれてるな」とか「書いてて楽しいな」と感じたジャンルがあれば、そこを軸に特化ブログに移行していくのが自然な流れかなと。
実際に僕が見てきた中でも、雑記でスタートして、そこから育児グッズ紹介に特化したブログへと切り替えて成功した例は本当に多いです。
逆に、最初から特化にして「これは失敗だったかも…」と悩むより、雑記で伸びしろを探す方が精神的にも楽だと思います。
ブログがくれる「自分との対話」の時間
それに、ブログって実は、自分自身の成長にもつながってくるんです。
日々の出来事を言葉にすることで、感情の整理ができるし、「こんなことを感じていたんだな」って、あとから自分で気づくこともあるんですよ。
日常が意味を持ちはじめる瞬間
僕が以前サポートした主婦の方も、「ブログを始めたことで、自分の生活を客観的に見られるようになった」って話してくれました。
子育てに追われる毎日でも、ほんの10分でも机に向かって文章を書く時間をつくると、それが自分にとっての心の栄養になるって言っていたのが印象に残っています。
さらに、ブログを通して新しい人とのつながりができたり、自分の得意分野に気づいたりと、思わぬ形で人生の選択肢が広がることもあります。
実際に、書き続けるうちに育児系ライターとしてお仕事をもらうようになった方もいます。
もちろん最初からそこを目指す必要はまったくないけれど、「発信すること」が未来を変えていくきっかけになることは本当にあるんです。
小さな一歩が誰かの背中を押すかもしれない
「こんなことを書いても意味があるのかな」とか、「どうせ誰にも読まれないかもしれない」って不安になることもあると思います。
でも、それって誰もが通る道ですし、最初から完璧を目指す必要はまったくありません。
たとえ一人にしか届かなかったとしても、その一人が「この言葉に救われた」と感じてくれたら、それはもう立派な価値なんです。
そうやって、誰かと誰かの思いがつながっていくのが、ブログという世界の魅力だと思います。
だからこそ、どうか自信を持ってほしいんです。
あなたの経験や思いは、あなただけのものであり、それを必要としている人がきっとどこかにいます。
どのスタイルを選ぶかに悩むよりも、まずは書くことを楽しんでみてください。
あなたの言葉が誰かの灯りになる日
ブログって、難しそうに見えて、実はとてもシンプル。
始めるのに資格もいらないし、ルールも自由です。
大事なのは「伝えたい」という気持ち。
そこさえあれば、きっと続けていけます。
そして続けた先には、思ってもみなかった景色が待っているかもしれません。
僕自身、たくさんの方のブログを見てきて、それを何度も感じてきました。
あなたのブログが、誰かの明日を少しだけ優しく照らしてくれる――そんな存在になったら素敵だと思いませんか?
まとめ
子育て中の毎日は、とにかく時間との勝負。
その中でブログに挑戦してみたいという思いは、本当にすばらしいことだと思います。
雑記ブログは気軽に始められて、自分の思いや日々の出来事をアウトプットしやすいのが魅力。
一方で、特化ブログは収益化やアクセスアップを目指すうえで強い武器になります。
最初から特化に決めて動けるならそれも良いですが、「まずは書いてみる」ことで見えてくるものもたくさんあるんです。
雑記から始めて、そこから得意なジャンルを見つけて特化していく。
そんな柔軟なスタートでも、結果につながっていくケースはとても多いと感じています。 完璧じゃなくていい。
むしろ、子育て中だからこそ見える視点、リアルな体験こそが、ブログの強みになっていくんです。
あなたの言葉を、誰かが待っています。
まずは一歩、小さくても前に進んでみてくださいね。
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